教師と芸人とネットビジネスと

なきのごとく彷徨(うろつ)いてきた

モト教師、サイ之助です。

今日は教師時代の話から始めてみます。

 

 

「あの先生の授業おもしろ~い😸

「この先生の授業つまんな~い😼」

 

 

ハイハイ、そうですか;^^💦

とでも言っておくしかありませんね、

長年そういう評価に身をさらしてきた身としては。

 

それは「おもしろ~い😸」と思われて

人気教師になった方が、こっちもどれだけ

気持ちよく仕事ができるかわかりません。

 

ただそれで、教えることになっている内容を

教室にいる生徒みんなに伝えきれるのか❓…

それが問題なのです。

 

 

結論からいうと、「面白い」と思ってもらうには

授業内容を「わかって」もらう必要がありますが、

生徒全員に「わかって」もらうような授業をすれば、

一部の生徒にはバカバカしくて「つまらない」

という事態が、どの教室でも多かれ少なかれ

発生します。

 

 

 

そのことを知り尽くしている現場の教師たちは、

生徒全員が「面白い」と思うような授業は

まず不可能だと割り切っているはずです。

 

でも世間には、いい年をした大人でも、

そのへんのことがわからない方が

けっこういらっしゃるようで…😹💦

 

 

教師は芸人を目指すべきか
 

 

教室にスマホを持ち込ませて良いか?

 

というのも現在、ホットな教育問題です。

(といっても多くの大学ではとっくに

野放し状態ですが😹💦)

 

これに口を入れた元お笑い芸人(キングコング)で

絵本作家の西野亮廣さんの発言を聞いてみましょう。

スマホ禁止の言い分が「他人に迷惑がかかるから」

ならともかく、「生徒が話を聞かなくなるから」を

理由にするのでは「学校の時代錯誤感と怠慢っぷり
がハンパねぇー」と罵倒するのです。

 

 

生徒家族から大金を徴収して、
スマホに興味を持っていかれる程度の
話しか提供できていないコトを
棚にあげちゃってるんだもん――

難しい話じゃない。ただ単純に、
生徒は面白いほうに流れているだけで、
先生はそこと闘わなきゃいけない。

スマホの使用を禁止する前に、
発声の訓練をして、
人を引き付けるしゃべりの訓練をして、
人を引き付けるビジュアルの努力を
して、ショーの世界をのぞいて
勉強をして、手や体の振り方を
研究して、今のはやりを言えるように
なることが先じゃないかな?。

これらの努力をサボっておいて、
「話を聞かないから」でスマホ禁止は、
もう軍隊のやることだよ。

(引用元:東洋経済ONLINE

 

 

 

西野さんのこの投稿には賛否両論、なんと154もの

コメントが寄せられているのですが、その中から

一つだけ、教師の立場を最もよく代弁している、

それこそ「面白い」文章を紹介させてもらいます。

「教師の置かれている状況」を「芸人さん
で言えば」こんな感じだろう…
というのですね。

「45分の新ネタを4本〜6本
毎日やり続けましょう。

ネタを作る時間は残念ながら
ほとんどありません。

自由にネタを作ることも許されて
いなくて、テーマはほぼ全部
劇場から指定されています。

自分の得意分野ではないネタも作れ
といわれています。

そして、ほとんどのお客さんは自分の
意思とは関係なく無理やり連れて
こられたお客さんで、飽きたから
といって劇場を出ることも
許されていません。

お客さんの入れ替わりもありません。

もう何年も朝からずっとネタを聞かされ
続けていて、正直うんざりしている人も
多いようです。」

さて、こんな条件で一年間飽きさせずに
ウケをとりつづけられる芸人は
どれだけいるのかな。

いや、トップの芸人にはそういう人も
いるかもしれない。

でもそんなすごいスーパーマン
たぶん教師にはならない。

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ですよね~;^^💦

いや、百歩譲って、そういう

スーパーマン先生がいたとしましょう。

 

みんなが楽しく笑いながら授業を終えられるとします。

 

そういう授業を受け続けた生徒みんなの頭に

学ぶべき内容がしっかり頭に入っているか…

 

こちらの方の問題を西野さんはほとんど

お考えになっていないように思われます。

 

ネットでの教育は、学校とは全然違う

さて、要するに何が言いたいのかといいますと、

ネットビジネス、情報販売の世界においても

教育は大変重要な役割を占めているわけで、

すでに成果を上げている人から、これから上げようと

する人に「教え、伝える」という作業が不可欠であり、

かつそれ自体がまたお金の取れる商品ともなってきます。

 

なので、伝わらなければ意味がない。

 

場合によっては「詐欺だ!」と訴えられる😱

 

 

だから丁寧にわかりやすく、マンツーマンに近い形で

教えなければならないし、自分のところへ来れば

そういう指導を受けられる…

という類の宣伝・広告がネットビジネス界にも

まま見受けられるわけです。

 

まあ、それ自体は結構なのですが、そのことを

強調するのに、学校の先生の「つまらなさ=

わからなさ」を引き合いに出すのは、いささか

フェアでないと思うんですね。

 

だって、条件が全然違うではないですか。

学校では少なくとも20人、多ければ100人以上の

者(大学の場合)を相手にし、しかもその多く

(何%かは場合による)は学びたいという意欲を

もっていないです。

 

というわけで、モト教師としては、

この部分では、どうしても先生方を

弁護せずにいられないのです。


A gray domestic cat looking serene


ひょっとして、あなたはモトでなく現役の先生で

いらっしゃいますか?

 

その場合、ここまで読まれたということは、

可能なら教師稼業に見切りをつけて、

ネットビジネスで食っていきたいという

お考えを、心のどこかにおもちでしょう。

 

私"サイ之助"がどうやってそれをなしとげたかは、

こちらで詳しくお読みください。👇



 

 

それでは、この辺で。